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2014年11月9日日曜日

平成22年版『自殺対策白書』を見れば、どのような人が自殺しているかが、一目で分かる。
自殺率の推移をみると、総数では1997年に10万人当たり19.3だったが、翌1998年に26.0と急激な上昇を示しているが、女性の自殺率は変わらない。
日本が「自殺大国」になったのは、男性の自殺率が1997年の26.6から1998年の37.2に、たった1年で4割も増えたからである。
男性の45~54歳と55~64歳の2つの年齢グループの自殺者数が急激に増えている。
職業別の自殺者数では、無職者の割合が57%(2009年)と半数を超え、以後10年以上に渡り、日本では職のない中高年の男性が自殺する傾向が定着している。
東日本大震災の死者・行方不明者3万人余だったが、金融危機に続くデフレ経済下の「見えない大災害」により、累計で10万人を遥かに超える死者がでている事になる。

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