日本の総債務残高は対GDP比で240%を超え、先進国の中で最悪となっている。
これだけの累積財政赤字を抱えながら国債市場が順調に推移しているのは、対GDP比で300%近くに達する家計の金融資産残高が間接的に国債の購入に回っているからである。
しかし、現在の財政赤字は、毎年対GDP比で8%前後、家計の貯蓄率は2%前後である。
このままのGDP比8%の赤字状態が続けば、2020年には累積赤字はGDPの300%に達し、累積赤字残高が金融資産残高を超える可能性がある。
そうなれば、あるいはそれが予測された時点で、国債市場は混乱することになる。
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