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2015年8月14日金曜日

マルクス経済学では、搾取と収奪は異なる概念になっている。
収奪は後ろに暴力があり、強制的に何かを奪い取るのが収奪である。
これに対して搾取とは強制的に奪い取るのではなく、労働者は資本家が提示した賃金で合意の上で働いており、お互いの合意の中で搾取というものが入り、階級差ができてしまう。
マルクスは『資本論』の研究で、打も気づかなかった事に気づいた。
『資本論』には社会主義社会は素晴らしいというような事は、それほど書かれておらず、資本主義の徹底的な分析本であり、「儲け方の秘訣を教える本」として読むことができる。
竹中平蔵氏は、マルクス経済学をよく理解しているので、パソナの会長として、人間の労働から価値を生み出す所に選んでいる。
ちなみに、竹中氏は原発反対派であり、博士論文の中でも「平和の配当」ということを強く主張して、経済の軍事化はやめるべきと強調している平和主義者である。

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