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2015年8月14日金曜日

当時18歳だったトマ・ピケティは1989年にベルリンの壁崩壊に直面して大きな衝撃を受けている。
その後1990年に初めて東欧、1991年にはモスクワに旅をしている。
トマ・ピケティが格差の研究を進めたのは、共産主義システムがデザインされた理由や人々が資本主義に対する怒りのあまり、私有財産制を廃止しようとした理由を知りたかったからである。
共産主義には幻滅したが、次はもっと上手くできるか、不平等と資本主義をコントロールするより良い手法を見つけられるかのか、という発想から、ピケティは資本主義の宿命ともいうべき格差拡大のメカニズムを『21世紀の資本』にまとめた。

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