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2015年10月26日月曜日

アメリカという国は、奴隷制度を前提に建国された。
アメリカ憲法には、下院議員と上院議員の選出について、第1条第2部に、「アメリカの上院議員は各州から2人、下院議員に関してはそれぞれの人口に比例して、数が割り当てられる。だから人口が少ないと下院議員の数が少ない。
そしてその人口とは、それぞれの州の自由人の総数にも自由人以外の総数の5分の3を加えたものとする。」と書かれている。
ここで自由人でない者とは黒人奴隷のことであり、黒人奴隷は1人の5分の3しか換算されないという規定になっていた。
建国当時、黒人奴隷を多く持っている南部の州が、少しでも政治的な影響力を持ちたかったため、「黒人だって人だ。でも奴隷だから5分の3でどうか」という案を出したからという。
アメリカの憲法は、一度できた憲法を改正するのではなく、後から修正条項を付け加えていく。
新しい憲法ができると、前の憲法が効力を失う仕組みになっていて、前の憲法はそのまま残っていくので、過去の事が分かるようになっている。
ちなみに、初代大統領のジョージ・ワシントンも「自分が死んだら黒人奴隷は自由にするように」と遺言を残しており、奴隷を使っていたのである。

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