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2015年10月26日月曜日

FRBが量的緩和政策を取ったことによって、米ドルが大量に増えドル安になっていた。
そこに投機的なヘッジファンドが金利の低いドルで借りて、大量の資金が原油先物市場に流れ込み、原油価格を押し上げていたという。
そもそもゼロ金利は異常な状態だから、FRBは「まず量的緩和を辞めて国債を買う量を減らし、次に金利を上げていく」と発表した。
金融緩和を辞めると発表したタイミングで、資金の流れが逆流し、原油先物市場に流れ込んでいた資金が逃げ出し始め、原油価格を引き下げた。
このように投資家が今後を「予言」し、その予言の前に行動しようとした結果、予言が良そうより早く実現することを「予言の自己実現」という。

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