現在の日本の高校教育では、世界史は必須だが、日本史は必須ではない。
そこで学習指導要領を変えて、日本史と世界史を併せて「歴史総合」という一つの教科として教えることが検討されているという。
そこで学習指導要領を変えて、日本史と世界史を併せて「歴史総合」という一つの教科として教えることが検討されているという。
しかし、この場合、世界史が国史に吸収される方向に行く危険性がある。
旧ソ連時代の歴史教育では、「ソ連史」しかなく、「世界史は最終的にソ連史に包摂される」という考えに基づく歴史観だった。
サウジアラビアの歴史教科書も、ソ連の教科書と似た作りになっていて、殆どがイスラムの歴史で、世界にはイスラムしかないという内容になっている。
近代の日本史の歴史の枠組は、「国史」「東洋史」「西洋史」で、これは『今昔物語』の天竺、震旦、本朝という分類を元にしている。
天竺の代わりが西洋史、震旦の代わりが東洋史、本朝が日本史で、三朝史観である。
天竺の代わりが西洋史、震旦の代わりが東洋史、本朝が日本史で、三朝史観である。
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