「ロサンゼルス・タイムズ」のウェブサイト上では、教員名を入力すると、その教員がどの学校のどの学年を担当していたかという情報が表示でいるようになっている。
さらにその教員が担当していた子供達の州標準テストの結果から算出された付加価値と、その教員がカリフォルニア州全体でどのくらいの一にいるかということまでもが表示される。
教員の質を測る指標として、米国では「付加価値」は既に一般化しており、どこの誰でも悪セセスできる情報として公開されているのである。
ハーバート大学のチェティ教授らは、全米の大都市圏の学校に通う100万人もの小・中学生のデータと納税者記録の過去30年分のデータを用いて、付加価値が教員の質の因果効果をとらえるのに、極めてバイアスの少ない方法であることを明らかにした。
質の高い教員は、ただ単に子供の学力を上昇させているだけでなく、10代で臨まない妊娠をする確率を下げ、大学進学率を高め、将来の収入も高めるということも明らかにした。
付加価値は短期的にも長期的にはーも、教員の質を計測する事に成功しているのである。
付加価値は短期的にも長期的にはーも、教員の質を計測する事に成功しているのである。
そして、チェティ教授らはね付加価値でみたときに下位5%に位置する教員を、平均的な教員に置き換えるだけで、子供の生涯収入の現在価値を、学級あたり2500万円も上昇させることができると推計している。
少人数学級によって教員の「量」を増加させるよりも、教員の「質」を高める政策の方が、教育効果や経済効果が高い可能性がある。
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