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2016年3月3日木曜日

国民健康保険は、保険料の計算方法が自治体によって大きく異なり、単に高い安いだけではなく、家族構成によっても高い安いが変わってくる。
例えば、隣接する東京都練馬区と東京都西東京市の場合、保険料の額が全く異なる。
国民健康保険料の計算は、下記の計算式で算出される。
所得割+均等割+世帯割=国民健康保険料
所得割は所得に応じて課せられるもので、均等割は加入者一人当たりが定額を支払うもので、世帯割は一世帯あたりいくらというふうに支払うものである。
西東京市は、所得に対して一定の比率でかかる所得割が8.73%だが、練馬区は所得割が9.91%もある。
西東京市は、均等割が4万3600円、世帯割が8800円。
練馬区は、世帯割はないが、所得割だけで40歳~64歳だと5万9400円もする。40歳未満または65歳以上の所得割は4万4700円。
よって、練馬区の場合は国民健康保険料は割高で、大人数の家族だと更に割高になる。
しかし、低所得の若者の一人暮らしの場合は、練馬区の方が西東京市より割安となる。
国民健康保険料は、人口の多い都心部が安く、人口の少ない地方が高いとは限らない。
独身者に有利な自治体もあれば、大家族に有利な自治体もある。

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