株価は、将来、企業が株主にもたらす利益の割引現在価値の合計として考えることができる。
利益成長率が一定の下の理論的に適正な株価は、次のモデルとなる。
P=E÷(r-g)
P=E÷(r-g)
P=株価
E=今期の1株当り利益
r=株式投資のリスクに対して投資家が要求するリターン(金利+リスクプレミアム)
g=利益の成長率(一律と仮定する)
E=今期の1株当り利益
r=株式投資のリスクに対して投資家が要求するリターン(金利+リスクプレミアム)
g=利益の成長率(一律と仮定する)
例えば、ある会社の1株当りの利益が50円で、投資家の要求リターンが6%、利益成長率が4%ならば、この会社の株価は50÷(0.06-0.04)=2500円となる。利益成長率が2%に低下すると50÷(0.06-0.02)=1250円となる。
投資をスタートした時の株価が異なるだけで、投資した後に投資家が得られると期待できるリターンは変化しない。
投資をスタートした時の株価が異なるだけで、投資した後に投資家が得られると期待できるリターンは変化しない。
この成長率は、マイナスでも構わなく、利益成長率がマイナス2%ならば、50÷(0.06-(-0.02))=50÷0.08=625円が適正株価となり、理論上、この株価で投資する限り、投資家の期待リターンは6%と変わらない。
つまり投資家の投資時の株価が十分に低ければ、リターンは十分確保できるのである。
投資家にとって注目すべきは、現在の株価が十分に低いのかどうかということになる。
投資家にとって注目すべきは、現在の株価が十分に低いのかどうかということになる。
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