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2016年12月1日木曜日

国税庁、税務署は、税収への影響を気にするため、職員の不祥事を特に嫌う官庁である。
そのため、各国税局には職員の不正を監視する部署があり、日頃から税務署員の素行を調べ、不祥事を未然に防いでいる。
国税庁、税務署の職員には厳しい不文律があり、「飲酒運転以上の交通違反をすればクビ」というのがある。
国家公務員法では、そんなことは決められていないので、これは税務署員だけに貸された厳しい規則である。
なぜ飲酒運転以上の交通違反をすればクビになるかというと、飲酒運転以下の交通違反であれば、マスコミに取り上げられることはないし、マスコミが嗅ぎ付けても、もみ消すことができる。
しかし、飲酒運転以上の交通違反になるとさすがに難しい。
もう一つ「サラ金でカネを借りたらクビ」という不文律もある。
こちらも国家公務員法に定められてはいない。
これは単なる名目だけの不文律ではなく、実際にこれでクビになった職員は大勢いるという。
税務署員が若くして退職する場合は、だいたいが消費者金融からの借入れが発覚してしまったケースとなる。
消費者金融への借金返済の目処がつかない場合、退職を勧告し、退職金で借金の清算をさせる。
その後、会計事務所などに再就職を世話し、辞めた後の生活が困らないようにしてくれる。
税務署員は退職後も、「元税務署員」という肩書は付いて回るので、そこまで面倒をみるのだという。

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