国税職員は出世競争の中で、35歳くらいで「上席」という肩書を手に入れる。
この上席という肩書は、自分の業務上の身分に冠される。
例えば、調査官の場合は「上席調査官」、徴収官の場合は「上席徴収官」となり、査察官だと「上席査察官」となる。
この上席という肩書は、よほどのことが無い限り誰でもなれるポストである。
この上席という肩書は、自分の業務上の身分に冠される。
例えば、調査官の場合は「上席調査官」、徴収官の場合は「上席徴収官」となり、査察官だと「上席査察官」となる。
この上席という肩書は、よほどのことが無い限り誰でもなれるポストである。
次に38歳くらいから、「総括」というポストがある。
上席というのは何人もいるが、「総括」というのは部門に1人しかいない。
上席というのは何人もいるが、「総括」というのは部門に1人しかいない。
その次に40歳くらいから「統括官」というポストがある。
これは10人前後の部門の責任者で、一般企業だと課長程度の立場となる。
統括官は総括にならない人でもなれるが、総括になった人の方が、後々まで出世する事が多い。
これは10人前後の部門の責任者で、一般企業だと課長程度の立場となる。
統括官は総括にならない人でもなれるが、総括になった人の方が、後々まで出世する事が多い。
そして統括官の少し上のポストに「特官」というものがある。
これは自分の業務上の身分に「特別」という言葉が冠されるポストであり、調査官だと「特別調査官」となり、略して「特官」というのである。
特官は統括官より、身分上は上の立場になるが、特別な事案を担当する職務であり、部下が1~3人しかいない。
これは自分の業務上の身分に「特別」という言葉が冠されるポストであり、調査官だと「特別調査官」となり、略して「特官」というのである。
特官は統括官より、身分上は上の立場になるが、特別な事案を担当する職務であり、部下が1~3人しかいない。
統括官と特官以上のポストは、急激に少なくなるので、統括官止まり、特官止まりの人がかなり多い。
統括官、特官に慣れた人の中で、10人に1人くらいが「総務課長」になる。
総務課長は税務署の総務部門の責任者で、総務課長になれるかどうかが、それ以降の出世の分かれ道となる。
総務課長になれれば、「副署長」にまでなるのはほぼ約束されている。
総務課長は税務署の総務部門の責任者で、総務課長になれるかどうかが、それ以降の出世の分かれ道となる。
総務課長になれれば、「副署長」にまでなるのはほぼ約束されている。
総務課長より上は、国税局の課長や「厚紙特官」など、国税幹部のポストとなる。
小さい税務署には副署長がいない所もあるが、大きな税務署には2人いる所もある。
この副署長になれるのが、50人に1人くらいになる。
そして、副署長になっても2人に1人は税務署長になれずに退職することになる。
この副署長になれるのが、50人に1人くらいになる。
そして、副署長になっても2人に1人は税務署長になれずに退職することになる。
つまり税務署長になれるのは100人に1人くらいの割合で、ノンキャリア職員は最高に出世しても税務署長にまでしかなれない。
税務署長の中でも、より大きな税務署の所長の方が偉いという事になっており、東京国税局では「麹町税務署」「神田税務署」「日本橋税務署」「京橋税務署」「芝税務署」が5大税務署と言われ、これらの是六署長は他の税務署長よりも格が高い。
ただ、最も大きな税務署の署長になれたとしても、そのポストはキャリア官僚が30歳くらいに到達する程度のポスト格にすぎない。
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