国税職員には、最初に配属された部門により、「背番号」が割り振られ、その背番号は定年まで変わることはない。
国税には、主に、所得税、資産税、法人税、管理徴収の4つの部門があり、職員は最初に配属された部門の「所属」とされるのである。
例えば最初に「所得税」に配属されると、その職員は原則として、ずっと「所得税」の職員ということになる。
税務署が転勤になることはあっても、「所得税部門」の職員であることは変わらない。
たまに期間限定で他の部門への人事交流はあるが、1~2年で元に戻ってくる。
たまに期間限定で他の部門への人事交流はあるが、1~2年で元に戻ってくる。
各税目のプロパーを育成するためと言えば聞こえはいいが、実際のところは縦割り行政の最たるものである。
結果、各部門に帰属意識や縄張り意識ができてしまう。
結果、各部門に帰属意識や縄張り意識ができてしまう。
霞が関の各省庁の官僚が、自省の省益ばかりを考えるのと全く同じことが、税務署という狭い世界の中でも行われている。
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