マルサは巨悪の脱税を暴く正義の味方のように見られることが多いが、実際にはタブーが多々あり、むしろマルサが踏み込める領域は非常に限られている。
あまり知られていないが、マルサは資本金1億円以上の大企業に入った事は殆どない。
マルサが大企業に行かない理由としては、通常1億円以上の追徴課税が見込まれ、また課税回避の手口が悪質だったような場合に入るが、大企業の場合利益が数十億円あるので、1億円の追徴課税といっても利益に対する割合は低いから、それほど重い罪(悪質)ではないということである。
つまり、中小企業の1億円脱税と大企業の1億円脱税では、重さが違うというのである。
大半の大企業には、顧問として国税OBの大物税理士が付いており、国税庁からみると大企業は大切な天下り先でもある。
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