中国は新疆ウイグル自治区において火種を抱えている。
新疆ウイグルの住民は、イスラム教を信仰するトルコ系遊牧民のウイグル族が多数を占めていたが、共産党政権の主導で漢民族の入植・移住が進められ、現在の人口の46%がウイグル族、40%が漢族となっている。
この人口比率には駐留する人民軍の軍人は含まれておらず、軍人の人口を加えると漢族がウイグル族を上回ると推定される。
ウイグル族は、漢族との経済格差など不満を募らせ、治安部隊との間で衝突を繰り返しており、中国からの独立と東トルキスタン建国を掲げる「東トルキスタン・イスラム運動」(ETIM)という武装組織も新疆ウイグル自治区を拠点にして活動している。
ウズベキスタン・イスラム運動やイスラム過激派組織との関係も指摘されており、第二イスラム国の誕生の可能性も有り得る。
0 件のコメント:
コメントを投稿