江戸幕府は西洋諸国の中で、なぜオランダだけと貿易していたのか、というと、当時、オランダは覇権を握っていた海洋大国であり、オランダというチャンネルがあれば、西洋の事情は殆ど知ることができたからである。
それに加えて、オランダがプロテスタンティズムのカルバン派だったことが大きい。
カルヴィニズムには「世界をカルヴィニズムで統一していこう」という発想はなく、人間は生まれる前から「救われる人」が決まっていて、地上の人間はそれについて知ることはできないと考える。
せいぜい、世俗的な仕事で成功することを通じて、神様に選ばれていることを確信することぐらいしかできない。
そのため、強引に他人に宗教を強制するこに対して魅力を感じない。
せいぜい、世俗的な仕事で成功することを通じて、神様に選ばれていることを確信することぐらいしかできない。
そのため、強引に他人に宗教を強制するこに対して魅力を感じない。
このようにプロテスタントには、そもそも宣教しようという意欲が希薄なので、出島に門戸を開いておいても大丈夫という事になったと思われる。
対して、カトリシズムは全世界にキリスト教を布教すね事を使命としているので、日本にもポルトガル系の宣教師がたくさん来たのである。
カトリシズムは力で普遍的な価値観を押し付けようとする。
その意味では、現在のグローバリズムや新自由主義と一緒である。
その意味では、現在のグローバリズムや新自由主義と一緒である。
そんな宗教が日本に入ってきたら困るので、豊臣秀吉、徳川家康、そして最終的に徳川家光は、カトリック国との外交関係を断絶して、カトリックの宣教師の活動を禁止したのである。
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