東アジアの奇跡を実現した国々から取り残され、長らく経済の低迷が続いたフィリピンだったが、21世紀に入ってからは様相が大きく異なっている。
実際に2000年代のフィリピン経済のパフォーマンスを見るとASEAN主要4ヵ国を形成するマレーシア、タイ、インダネシアと肩を並べる形で5%弱の経済成長を実現し、経済がテイクオフしたといえる。
2010年以降は平均すると6%を上回る経済成長を続けており、ASEAN主要4ヵ国の中で最も高い成長率を実現している。
先行きについても当面は楽観的な見方が支配的であり、IMFは2020年時点ではフィリピンの経済成長率を7%になると予測している。
国の経済規模を示す名目GDPは、2000年時点の810億ドルから2016年時点では3117億ドル(IMF予測値)と4倍になり、急速にキャッチアップしている。
1人当りGDPについても、同期間に1055ドルから2991ドル(IMF予測値)と3倍になっている。
1人当りGDPについても、同期間に1055ドルから2991ドル(IMF予測値)と3倍になっている。
0 件のコメント:
コメントを投稿