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2014年6月29日日曜日

カリフォルニア大学バークレー校のエマニエル・サエズ教授とバリ経済学院のトマ・ピケティ教授による、20世紀のアメリカにおける所得分布の変遷についての論文がある。

それによると、所得上位10%の人々が出にする所得の割合は、1920年代半ばから1940年代までは国民所得の45%だった。
その後、第二次大戦中に33%に下がり、1970年代までは横ばいだった。

これが2006年には上位10%の所得の国民所得に対する割合は50%となり、その後、国民所得の増加は、その殆どが所得分布の上位で生じている。

2002年から2006年の経済成長期に、アメリカにおける所得の伸びのうち3/4が所得上位1%の人々にわたっていた。

この事実は2010年のアメリカの世帯平均所得にも表れている。

所得上位0.01%の世帯平均所得は、2384万6950ドル
上位0.1%から0.01%までの世帯平均所得は、280万2020ドル
上位1%の世帯平均所得は、101万9089ドル
上位10%の世帯平均所得は、24万6934ドル
下位90%の世帯平均所得は、2万9840ドル

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