日本の軍隊について語る場合に触れなければならないのが、『統帥綱領』と『作戦要務令』である。
『統帥綱領』は高級指揮官に統帥に関する要綱を示したもので、特定の将校しか閲覧できなかった。
『作戦要務令』は戦術の教科書のようなものだった。
『作戦要務令』は戦術の教科書のようなものだった。
『統帥綱領』(建帛社版)は、一番重要な天皇に関する部分を抜いているが、偕行社から会員限定で天皇の部分も入ったものが出版されている。
『統帥綱領』は門外不出で、占領軍がやってきた時に一部残らず廃棄された。
ところが、陸軍大学で暗誦させていた為、独立後に陸大卒の優秀な参謀達が皆で復元し、偕行社から出版した。
ところが、陸軍大学で暗誦させていた為、独立後に陸大卒の優秀な参謀達が皆で復元し、偕行社から出版した。
『統帥綱領』のポイントは「独断専行」で、それが部隊に下りた『作戦要務令』でも、独断専行を非常に重視している。
つまり、うまくいったら上司の手柄、まずくなったら部下の責任という事であり、旧軍の意思決定システムの伝統が、そのまま日本企業に受け継がれている。
つまり、うまくいったら上司の手柄、まずくなったら部下の責任という事であり、旧軍の意思決定システムの伝統が、そのまま日本企業に受け継がれている。
『統帥綱領』には日本人の組織論とものの考え方が、全部凝縮されている。
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