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2015年7月12日日曜日

現在の日本にとっての最大の脅威は、反知性主義である。
論理整合性を通常のレベルで重視した場合、アベノミクスというのは出てこない政策である。
金利が限りなくゼロに近い時にお札を刷るのは、どう考えても金融政策とは言えず、これは財政政策である。
金融政策と財政政策の区別もつかないような議論になってしまっており、明らかな反知性主義からなされるものである。
また、内閣総理大臣と内閣官房長官の双方が偏差値秀才でないのは、極めて異例なことである。
小泉進二郎の人気も明らかに学歴エリート、偏差値エリートと別の所に求心力が集まっており、明らかにその流れの中に反知性主義がある。
反知性主義は危機の時代において必ず出てくる。
反知性主義は、状況によると破壊行動や暴力性に変わる可能性があり、怖い存在である。

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