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2016年7月14日木曜日

2016年2月12日にロシア正教会の最高責任者キリル・モスクワと、全ルーシ(ロシア)の総主教が、キューバの首都ハバナで、カトリック教会の最高責任者フランシスコ教皇と会見した。
一部のマスメディアでは、1054年の部位分裂以来、926年振りに和解したと伝えたが、東西教会の和解は1964年に当時のローマ教皇バウロ6世とトルコのインタんぶーるに主教座を置く正教会のアテナゴラス世界総主教が会見し、達成されている。
もっとも各主教座の正教会の関係は対等なので、バチカンがコンスタンチノポリス世界総主教座との関係を正常化しても、それがモスクワ総主教座との関係を改善することにはならい。
その意味で、今回のフランシスコ教皇とキリル総主教との会談は歴史的に重要である。
これまで険悪だったロシアとバチカンの関係の「手打ち式」の場に、無神論を掲げる共産党が政権を取るキューバを選び、無神論者のラウル・カストロ議長を立会人にしたことは興味深い。

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