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2016年8月3日水曜日

黒田東彦氏が、2013年3月に日銀総裁に就任してから3年半が経過しようとしている。
就任直後、「2・2・2」と書いたパネルを使って、2年以内に、消費者物価指数を2パーセント上昇、マネタリーベースを2倍、逐次投入はしないと説明した。
そして、2014年10月に消費税値上げの議論がされた時に、日銀は「二弾バズーカー」を撃った。
第二弾バズーカーを放った段階で、量的緩和はあと5年しか続けられない事が明確だった。
毎年、日銀は80兆円の国債を買うと発表したが、新発債は30兆円しかないので、50兆円は既発債から買い上げることになる。
日銀が市場から国債を買う相手は、全て民間銀行との間であり、個人ではない。民間銀行は国債を250兆円持っていたので既発債は5年で無くなってしまうのである。
2016年1月の第三弾では、国債の買い増して100兆円にした場合、5年が3年に短くなってしまい、足下をみられるので、マイナス金利しか手が無かったのである。
もう手詰まりの状態になってしまっている。

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