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2017年5月3日水曜日

2013年に取り壊された同潤会「上野下アパートメント」(台東区)は、築84年が経過していたが、最後まで住まいとして活用されていた。
これは建物の管理を継続的に行っていたため、経済寿命をこれだ伸ばすことができたケースとなる。
この経済的耐用性からコンクリート造マンションの寿命を把握するうえで興味深い資料がある。
2013年に早稲田で図郭の小松幸夫教授が行った調査で、取り壊しになった建物のデータをもとに建物の平均寿命を推計した。
建物がいつ取り壊されたかは、固定資産台帳をもとに調査している。
この調査によると鉄筋コンクリート造のマンションの平均寿命は68年とされている。
ただし、これはあくまでも平均値であり、全てのマンションが60年間に渡って稼働し続けられるとは限らない。
マンション寿命を延ばすためには、建物の管理をしっかりと行うことか重要となる。

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