フィリピンでは株式の時価総額の大半を財閥系の企業が占めており、財閥の存在はこの国の経済そのものと言える。
スペイン系の代表的な財閥としては、アヤラ財閥とアボイティス財閥、中華系の代表的な財閥としては、シー財閥、ゴコンウェイ財閥、コファンコ財閥などがある。
大半の財閥は広大な土地を所有しているほか、金融業、小売業、蜀今暁、不動産業などの幅広い事業を手掛ける巨大グループとなっている。
多くの国では、政治分野のエリートと経済分野のエリートは別々であるケースが多いが、フィリピンは両者が重なっており、一族の中から国会議員・地方議員を排出している。
時の政権からすると財閥を敵に回す方向での改革を実現することは簡単な事ではない。
〇アヤラ財閥
不動産(アヤラ・ランド)、通信(グローバル・デレコム)、銀行(フィリピン・アイランズ)、水道(マニラウォーター)
不動産(アヤラ・ランド)、通信(グローバル・デレコム)、銀行(フィリピン・アイランズ)、水道(マニラウォーター)
〇アボイティス財閥
発電(アボイティス・パワー)、食品(ビルミコ・フーズ)、銀行(ユニオン・バンク)、不動産(アボイティス・ランド)
発電(アボイティス・パワー)、食品(ビルミコ・フーズ)、銀行(ユニオン・バンク)、不動産(アボイティス・ランド)
〇シー財閥
銀行(BDOユニバンク)、小売(SMリテール)、不動産(SMブライム・ホールディングス)
銀行(BDOユニバンク)、小売(SMリテール)、不動産(SMブライム・ホールディングス)
〇ゴコンウェイ財閥
食品(ユニバーサル・ロビナ)、航空(セブ・パシフィック)、不動産(ロビンソン・ランド)、銀行(ロビンソンズ・バンク)
食品(ユニバーサル・ロビナ)、航空(セブ・パシフィック)、不動産(ロビンソン・ランド)、銀行(ロビンソンズ・バンク)
〇コファンコ財閥
飲料(サンミゲル・ブリュワリー)、飲料(ヒネプラ・サンミゲル)、食品(サンミゲル・ピュア・フーズ)、石油(ペトロン)
飲料(サンミゲル・ブリュワリー)、飲料(ヒネプラ・サンミゲル)、食品(サンミゲル・ピュア・フーズ)、石油(ペトロン)
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