Amazon

2014年7月10日木曜日

A級戦犯として処刑された7人が靖國神社に合祀されたのは1978年のことだった。
戦後30年以上経って、ひっそりと合祀されていた。

合祀から半年後に、朝日新聞が特ダネとして報じた事で明らかとなった。

この合祀の背景には、1952年にサンフランシスコ講和条約が発効し、日本は独立を果たし主権を回復した。
この時点で獄につながれていた1869人の戦犯釈放を求める署名活動が日本国内で起こり、3000万人の書名目標に対して、4000万人の署名が集まった。
当時の日本の総人口は8600万人だったので、国民の半数近くが署名をしたことになる。

服役者は釈放され、すでに処刑された人は国の職務中に死亡した「公務死」扱いとなり、日本国内では受刑者の罪は消滅したことになった。

この流れの中で、A級戦犯が靖國神社に合祀された。

ちなみに、海外メディアでは靖國神社は「War Shrine」(戦争神社)と呼ばれている。

0 件のコメント:

コメントを投稿