不動産業界では、既に売れてしまっている物件や存在しない物件など、そもそも紹介できない物件情報を、不動産情報サイトや情報誌に掲載する「おとり広告」が使われている。
文字だけの広告では「土地建物が何平米、間取りが何LDK」という限られた情報しか出ないため、必ず電話がかかってくる「魔力」を持つ物件がある。
中でも「敷地延長」、すなわち道路から奥まった敷地で、敷地が補足突き出して道路に接するようになっている物件は、価格が安い上に土地の面積が大きくなる。
つまり「土地90平米、前面6メートル、車庫2台」の物件が格安の値段で出ていると思い込ませる事ができる。
「前面6メートル、車庫2台」とあれば、当然並列で2台駐車できると思ってしまうが、実際には敷地延長部分に縦列2台駐車となり、奥の車を出すには手前の車を出さねばならないという「車庫2台」なのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿