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2016年1月31日日曜日

日本橋にある日本銀行の貨幣博物館には、戸で医から原題にかけての様々な貨幣・紙幣が展示されている。
その中でもギネスブックにも登録されている世界最高額の紙幣として、1946年に発行された「10垓ハンガリー紙幣」がある。
垓という単位は、兆、京の上の単位で、10垓を数字で書くと0が21個も並ぶ。
1946年のハンバリーのインフレ率は96000垓%に達し、わずか1946年前半の半年の間に起こった。
当時の物価上昇の凄まじさの例として郵便料金の記録が残っている。
1945年5月1日に1ペンゲーだった郵便料金は、7月1日には3ペンゲー、翌1946年1月には600ペンゲー、3月に2万ペンゲー、5月に200万ペンゲー、7月には40兆ペンゲーになったという。
当時、1日で物価が2倍になる状況でも紙幣は流通しており、現金を手に入れた人は直ぐに使ったという。

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