1930年にスイスのバーゼルに設立された国際決済銀行(BIS)は、第一次世界大戦に敗れたドイツの戦争賠償支払いの為に設立された国際金融機関だったが、その後、ナチスの再軍備に資金協力していたことで有名である。
第二次大戦が始まり、ナチス支配が欧州全体に広がり、ナチスはオランダやベルギーの中央銀行から金塊を掠奪し、スイス中央銀行やBISに持ち込んだ。
国際取引の決済通貨として利用できなくなったライヒスマルクに代わって、スイスフランでの戦争物資の調達が可能になる事を意味した。
国際取引の決済通貨として利用できなくなったライヒスマルクに代わって、スイスフランでの戦争物資の調達が可能になる事を意味した。
BISはイングランド銀行や日本銀行などの第一次大戦の戦勝国である出資銀行へ第二次大戦中も配当を継続しつつ、ナチスドイツにも協力していたのである。
ちなみに、スイスは金融業界だけでなく、産業界も重火器や医薬品などの軍事物資をナチスへ提供し、戦争協力をしている。
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