地図は今でこそ北が上になっているが、12~13世紀頃に世界地図が作られるようになった頃には、東を上にして書かれていた。
理由はキリスト教で、東は聖なる方位とされているからである。
『旧約聖書』の「天地創造」で神がアダムとイブに与えた楽園は、東の果てにあり、楽園のある東方を地図の上に示し、基準としていたのである。
だから、境界も祭壇は東側につくられ、東の方向を指すことが正しい方向を教えることになっていた。
例えば、学校へ入学時にある説明会のことを「オリエンテーション」と言うが、オリエントとは「東方」を意味し、オリエントが転じて、方向づけることを意味している。
こっちが東(正しい方向)ですよ、という意味合いが残っているのである。
こっちが東(正しい方向)ですよ、という意味合いが残っているのである。
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