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2016年3月26日土曜日

2015年11月の秋の叙勲名簿に、外国人で旭日大綬章を受けた人物にリチャード・リー・アーミテージの名前があった。
アメリカの息子ブッシュ政権時代の国務副長官で、安倍政権の安保関連法の改正を前に、その内容について、早くから提言、というよりは命令をしていた人物である。
彼らの提言に基づいて、集団的自衛権の容認に動いたことは明白である。
他にドナルド・ラムズフェルドの名前もあり、同じく息子ブッシュ政権時代の国防長官で、イラク攻撃を推進した責任者の一人で、フセイン政権を打倒した後、イラク国内は内戦状態となってしまった。
ラムズフェルドは、イラク攻撃の計画立案に当たり、多数の兵士が必要だと進言した陸軍長官を更迭し、精鋭部隊だけで攻撃するという戦法を採用し、戦後の治安維持ができなくなった結果、本人までもが更迭されてしまった。
このような人物に与えられるのが、日本の勲章である。
歴史を遡ると、太平洋戦争の東京大空襲で一晩に10万人の一般市民を殺害する計画を立てたアメリカ空軍のカーチス・ルメイは、戦後に航空自衛隊の育成に尽力したという理由で、1964年に旭日大綬章を授与されている。

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