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2016年7月28日木曜日

イスラム国を作ったのはアメリカである。
アメリカは2001年に発生した「9.11同時多発テロ」に対して、ジョージ・W・ブッシュは「テロとの戦い」と言い出し、オサマ・ビンラディンをかくまうアフガニスタンのタリバン政権を攻撃し、崩壊させた。
次にイラクのサダム・フセイン政権は大量破壊兵器を隠し持っていると言い出し、2003年3月にイラクを攻撃し崩壊させたが、イラクには大量破壊兵器は存在しなかった。
イラクのフセイン政権は「バース党」の一党独裁だった。
「バース」とは「復興」という意味で、正式には「アラブ社会主義復興党」であり、イラクはアラブに社会主義を衣目養というソ連寄りの政権だったのである。
イラクはバース党員にならなければ出世できない国だった。
地方も国も公務員、警察官、医者、教員、軍隊の将校も全てバース党員だったのである。
アメリカがフセイン政権を支えていたこのバース党員を全員、公職追放したため、役人が誰も出勤せず、一夜にしてイラクの統治機構は崩壊したのである。
フセインはスンニ派だったので、バース党員の多くがスンニ派であり、バース党員だった兵士達はいきなり解雇され、頭にきて武器や弾薬を盗んで逃走し、イスラム国の種がまかれるのである。

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