イランは国民が選挙で大統領を選ぶが、大統領の上に最高指導者が君臨している。
最高指導者はイスラム法学者が選出し、大統領も頭が上がらない。
最高指導者はイスラム法学者が選出し、大統領も頭が上がらない。
最高指導者のアリー・ハメネイ師は黒いターバンを巻いており、ハサン・ロハウニ大統領は白いターバンを巻いている。
シーア派の世界で、黒いターバンを巻いているのは「ムハンマドやアリーの血筋を引いている者」を意味し、エリートなのである。
白いターバンを巻いている人は、エリートの血筋ではないが、一生懸命勉強することでイスラム法学者になれた人である。
つまり、白いターバンより黒いターバンを巻いた人の方が、位が高いのである。
ところが一方で、黒いターバンを巻いている人はムハンマドやアリーの血筋を引いており、アラブ人の血筋で最高指導者はアラブの血筋となる。
イランはペルシャ人の国だから、黒いターバンを巻いている人は新信仰上は尊敬されるが、白いターバンを巻いている人の方が、同じペルシャの血を引くイラン人として親近感が持てるのである。
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