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2016年7月16日土曜日

イランには自分達はアーリア人の直系だという強烈な認識がある。
セム系のアラブとか傍流のアフガン人とは違うという強固な自負心がある。
そもそも自分達はアケメネス朝やパルティア、ササン朝以来、アナトリアからギリシャまで統治していた地中海国家であり、ギリシャ、メソポタミア、イラクというのは、その属州に過ぎなかっただはないか、という歴史認識が、現在のシリアへの関与に反映しているのである。
まさにペルシャ帝国主義の復活である。
今回、シリアで難民となっていのは、大半がスンナ派アラブ人であり、アフガン難民もスンナ派が多くシーア派は少数だった。
イランがシリア難民を全く受け入れないのは、露骨なまでのスンナ派に対する宗派主義的な拒否反応が背景にある。

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