「ヨーロッパの病人」であるギリシアに道場すべき余地は少ないかもしれないが、消費者としての購買意欲や借金欲を、そそったのは誰だったのかという点も合わせてみておく必要がある。
ドイツはギリシアが金を返すことができないと分かりつつも貸付て、ひと儲けした。
ドイツのハレ経済研究所が、ドイツはギリシア危機で1000億ユーロの利益を得たと発表している。
安全資産のドイツ国債の需要が高まり、利回りが低下して価格が上昇したから、ギリシア危機がなかったと仮定した状態と比べると、2010年から2015年にかけてドイツの国債の利払い費を1000億ユーロ削減できた事になるという。
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