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2014年3月21日金曜日

残念ながら、日本の歴史では、軍事戦略や軍記といったものは、正確な記録が残っていない。
残っている記録は、静的な記録しかなく、両方の陣営が何処に陣を敷いたかくらいで、そこからどのように軍を動かしたのか詳細な記録が殆どない。

時代劇では騎馬武者が出てくるが、日本の合戦では、戦場まで騎馬で行き、戦場に着くと馬を下りて戦うのが実態だった。
つまり、馬上から戦った騎馬武者は本当は存在しなかったという。

そもそも日本の国産馬は、ポニーくらいの大きさしかなく、自分の足で走った方が機動的だったのである。

その為、日本の戦国時代の軍の編成は単純で、全員が歩兵だった為、軍事作戦も単調であり、多くを書き残す必要が無かった。

それに比べて、2500年前のローマ人たちの戦いは、「どこをどのように包囲して、百人隊長の誰々が率いる部隊が、どこを攻めた」というように延々と克明に記録されていている。

戦果を記録することで報酬をもらう職業が確率しており、その報告書がないと将軍たちは処遇が不利になった。

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