『資本論』が刊行されるより前、1840年代にはマルクスは『経済学=哲学手稿』を書き、それがマルクスとエンゲルスの『ドイツ・イデオロギー』になっていった。
マルクス主義が形成される過程においては、マルクスとエンゲルスと別にもう一人モーゼス・ヘスという立役者がいた。
マルクス主義が形成される過程においては、マルクスとエンゲルスと別にもう一人モーゼス・ヘスという立役者がいた。
この3人によって、マルクス主義はできたのである。
1848年の『共産党宣言』の事典で、モーゼス・ヘスは同じ陣営にいたが、1870年代になるとヘスはユダヤ人の国家をパレスチナに建てようとするシオニズム運動の理論家となり、結局そのヘスの流れからテオドール・ヘルツルが出てきて、イスラエルの建国に繋がっていく。
つまり、マルクスの流れは、マルクス、エンゲルス、レーニン、スターリンという形で70数年間、ソビエト体制を作る源泉となった流れと、もう一つの流れはイスラエルの建国に繋がった流れがあった。
イスラエルは小国だが、アメリカに強い影響を与え、未だに国際秩序の混乱の原因になる国家を作ったというのも、根っこはマルクスなのである。
結局、未だにマルクスの思想が社会を動かしているのである。
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