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2015年5月30日土曜日

ピケティはマルクスの『資本論』を理解していない。
特に「労働力の商品化」の概念を全く分かっていない。
佐藤優氏との対談で、「賃金がどのように決まるかということに関しては、結局分からない」と答えている。
ピケティは、賃金を分配論で考えており、『資本論』の論理だとアウトである。
『資本論』では賃金は生産論で決まる。
ちなみに、共産党は企業の内部留保が多くなれば賃金が上がると考えている。
だから共産党と関係の深い全労連は、「企業の内部留保が増えているのだから、その分を賃上げに回せ」と主張している。
しかし、内部留保というのは、企業が投資をして資本を増やして行くために必要なお金であって、賃金はその前の段階で決まってしまっている。
しかし、安倍総理が全労連の主張に乗っかる形で、経団連に賃金を上げさせた。
これは実はムッソリーニと同じやり方で、イタリア・ファシズムの経済理論と同じなのである。

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