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2016年1月13日水曜日

戦前の皇室典範にあった天皇の皇族監督権が無くなり、東宮は同じ宮内庁にありながら、天皇・皇后を戴く本庁からは独立独歩となっている。
東宮職の組織は、トップの東宮大夫の下に皇太子担当の東宮侍従長と侍従5人、皇太子妃担当の東宮女官長と女官4人、東宮侍医長と侍医3人が特別職となっている。
そして事務職や殿部、内舎人(うどねり)、女嬬(にょじゅ)、医務係、内親王の養育担当の出仕らを含めると56人、このほか食事を世話する大膳課職員、車馬課運転手の東宮担当を合わせると70人近い。
更に皇居警察護衛二課員30人も加えると合計で約100人の大所帯となっており、十数人規模の宮家とは比べものにならない「準天皇」待遇となっている。
俸給表上は、宮内庁長官は副大臣や内閣法制局長・内閣官房副長官らと同格で、天皇の侍従長は大臣政務官・内閣危機管理鑑らと同格となっている。
東宮大夫は2ランク下の中央労働委員会委員長、原子力委員会委員長や中ランクの大公使級だが、格付け以上の枢要ポストを経験したベテラン官僚が担当している。

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