ドイツを理解する為には、旧西ドイツではなく、ドイツを純粋に体現していた旧東ドイツを理解する事が重要となる。
東ドイツは、社会主義統一党の独裁ではなく、実は複数政党制で、キリスト教民主同盟、国民民主党という名称のナチス党も存在していた。
社会主義の建前からすると、仮にナチス党であっても独占資資本主義を打倒すれば問題解決の助けになるという理屈だった。
意外と知られていないのは、実はソ連は最後のギリギリまで、ドイツに対して無条件降伏を要求しなかったことである。
無条件降伏だと、国民全体を敵として幸福させることになるが、ナチスドイツは指導部だけが悪いのであって、ドイツ人民は味方であって、指導部を変えるだけ、という形を取ろうとした。
そして、「自由ドイツ政府」というのをでっち上げて、ベルリン解放に入っていったのである。
無条件降伏だと、国民全体を敵として幸福させることになるが、ナチスドイツは指導部だけが悪いのであって、ドイツ人民は味方であって、指導部を変えるだけ、という形を取ろうとした。
そして、「自由ドイツ政府」というのをでっち上げて、ベルリン解放に入っていったのである。
旧西ドイツでは、共産党は非合法で、社民党や青年社会主義同盟も反共的だっだが、統一後のドイツは、旧東ドイツの社会主義統一党の流れを汲む左翼党がドイツ議会の第三党となっている。
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