第二次大戦は、ナチズムというドイツの暴走をソ連とアメリカの物量によって抑え込んだとい戦争だった。
エリック・ホブズボームは、著書『20世紀の歴史』の中て、20世紀は1914年の第一次大戦開戦が始まりで、1991年のソ連崩壊が終焉となり、これを「短い20世紀」と呼び、「ドイツの世紀」だとしている。
ドイツという新興の帝国主義国をいかに封じ込めるか、ということに世界は必死になり、その過程でソ連という国家も出て来た。
第一次大戦と第二次大戦は、ひとつながりの「20世紀の31年戦争」とみなすべきで、2つともドイツをめぐる戦争で、結果的にはドイツを封じ込めることはできずに終わった。
現在のドイツを見ると、EUとユーロによって、欧州の覇権を実現させてしまっている。
『20世紀の歴史』
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