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2016年1月24日日曜日

中国が海洋大国を目指す根拠にしているのは、明時代の鄭和の大航海である。
鄭和がメッカまで巡礼した際に開いた航路だからという「明の栄光」の歴史を根拠にしている。
鄭和は雲南のイスラム教徒だったが、明に捕らえられ、宦官にされてしまったが、永楽帝に重用されて大艦隊を率いることになる。
宦官にされたということは、裏を返すと、信頼されていたという事である。
能力の高い人間を使うには、宦官にするか独身制を導入するが合理的だった。
そうしないと、財力や権力の世襲が生じてしまうからである。
例えば、ローマ教会は、宦官の代わりに独身制を採用し、外に子供を作っても独身が建前だから、後継ぎとして認められなかった。

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