沖ノ鳥島は、東京から南に1740キロ離れた孤島である。サンゴ礁に囲まれた岩場だったが、波による浸食が進み、現在は高潮時に海面に顔を出すのは、北小島と東小島の2つだけとなっている。
更に浸食が進んでしまい2つの小島が満潮時に水面下に沈むと、「島」として認められず、単なる「岩」となってしまう。
「岩」は領海の基点にはなるが、排他的経済水域の基点にはないので、40万平方キロの経済水域が消滅してしまう。
「岩」は領海の基点にはなるが、排他的経済水域の基点にはないので、40万平方キロの経済水域が消滅してしまう。
領海の幅を測定するための基線は干潮時だから、ここは周囲11キロの立派な「島」として国連から認定されている。
周りをチタン製ネットと波消しブロックと、コンクリート製の護岸で覆って保護し、波にさらわれないようにしている。
日本政府は、2010年に「特定離島整備法」を制定して港湾整備を始め、総額1500億円をかけて国策工事が行われている。
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