ポツダム宣言のバーンズ回答で、バーンズからの文書には、「降伏の時より、天皇及び日本国政府の国家統治の権限は・・・連合国軍最高司令官にsubject toする」とあり、この「subject to」をどう訳すかが問題になった。
そのまま訳せば、「隷属する」となるが、それだと軍部が収まらないので、外務省は意訳して苦し紛れに「制限の下に置かれる」とした。
また「国連」として、日本では定着した「United Nations」も、本来は第二次世界大戦の「連合国」を表すのに、日本の外務省は「国際連合」という言葉を使い、だいぶイメージが変わっている。
しかし「国際連合」という訳語を使ったことで、日本では実態以上に国際連合が政治的に中立なものと認識されてしまった。
本来の「連合国」としていれば、我々は敵国側だったので、あの戦争は戦後も我々を拘束している、ということを理解できたかもしれない。
本来の「連合国」としていれば、我々は敵国側だったので、あの戦争は戦後も我々を拘束している、ということを理解できたかもしれない。
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