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2016年12月7日水曜日

室町時代から戦国時代にかけて、日本の試算の多くは寺社が所有していた。
例えば、永正5(1508)年、管領の細川高国は、日本中の「大金持ち団体」に対して、通貨に関する新しい命令「撰銭令」を出している。
撰銭令とは、欠けたり焼けたりした粗悪銭の取扱いについて定めた法で、この撰銭令を8つの団体に発布することで、全国の経済に影響をお及ぼそうとしたのである。
この戦国時代の「八大財閥」ともいえる団体は次の8つだった。
大山崎(自治都市)
細川高国
堺(自由都市)
山門使節
青蓮院
興福寺
比叡山三塔
大内義興
この八大財閥のうち、実に4つ(山門使節、青蓮院、興福寺、比叡山三塔)が寺社関連だった。
しかも、4つの寺社関連のうち、山門使節、青蓮院、比叡山三塔は比叡山関連である。
つまり比叡山は、日本の八大財閥のうち3つを占める日本最大の財閥だったのである。

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