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2017年1月4日水曜日

米国では3分の1が高等教育を修め、そして4分の1が高等教育を途中で辞めている。
さらに5分の1が中等教育だけしか受けていない。
この教育格差が階層を形成してきたのである。
米国社会が民主的に思考していた時代は、誰もが読み書きができたうえで、高等教育を受ける人が、ごく僅かだった時代である。
そこには、教育という面では平等な大衆がいた。
現在の米国社会には、教育という面で大きな不平等がある。
一方では誰もが読み書きはできる、しかし他方で誰もが恐ろしく多様化してしまった教育レベルで差別化され、そのことがもたらす緊張が問題となっている。
エリートの富裕層はクリントンを支持した。
他方で、高等教育を受けていても一流大学を卒業してない層は、多額な学費の借金を背負っており、経済的な環境は耐え難く苦しい状況となっている。
米国における経済変化、自由貿易の進展は、受けた教育水準にかかわらず大多数の人々を苦しめているのである。

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