2016年4月3日に、ドイツのミュンヘンに本社を置く「南ドイツ新聞」と米国ワシントンに本部があるICIJ(国際調査報道ジャーナリスト連合)が、パナマ文書に関する報道を行った。
パナマ文書とは、オフショア金融センターをはじめとするタックスヘイブンでの企業の設立支援を得意とする中米パナマのモサック・フォンセカ法律事務所が保有する秘密文書のことである。
この法律事務所が1970年代から2016年春までに作成した1150万件の秘密文書が匿名の情報源が「南ドイツ新聞」とICIJに提供されたという。
この法律事務所が1970年代から2016年春までに作成した1150万件の秘密文書が匿名の情報源が「南ドイツ新聞」とICIJに提供されたという。
各国の政治家がタックスヘイブンーの資産隠しをしている事が判明したが、ロシアではプーチン大統領の親友で音楽家のセルゲイ・ロルドゥギン氏の名前がパナマ文書に掲載されていた。
プーチン大統領は、タックスヘイブンを利用して親友の音楽家が20億ドルを取引していたとされる疑惑に対して、「友人はロシアのために楽器を買っていただけ」と弁明した。
これに対して、ロシアの独立系メディアは、この弁明の信ぴょう性を検証し、「単純計算で20億ドルあれば、平均的なピアノ5万台、バイオリン13万丁、チェロ148万丁、フルート139万管、ビオラ44万丁を全部購入し、お釣りでバイオリンの名器であるストラディバリウスも2丁帰る」と報じた。
また、有力経済紙ベドモスチは「2015年に輸入された楽器は総額5000万ドル弱」という統計を伝え、疑惑の20億ドルの40分の1しか楽器は輸入れさていないと、報道している。
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