Amazon

2017年4月4日火曜日

「尊厳死」とは本来、人間の生き死にの問題であり、究極の尊厳の問題にもかかわらず、日本で違和感があるのが、これを財政論として語られることが非常に多い。
これはアメリカの影響と思われる。
アメリカでは、がん保険の適用にはならないが、もしあなたが尊厳死を選ぶのならば、保険適用になるのは、この薬ですという返事が来るという。
尊厳死がオランダやスイスで盛んにおこなわれているかと言うと、カルヴィニズムと関係するからである。
カルヴィニズムというのは、生まれる前からその人がどうなるかは、「天国のノート」に書いている。
だから救われる人は最初から選ばれているし、そこで尊厳死を選択しても自殺ではないから、神の意志にかなっている。
そして復活できるというカルヴィニズムが世俗化したところでは、比較的に尊厳死に対する抵抗が少ないという。

0 件のコメント:

コメントを投稿