人口構成、人種構成もトランプを大統領にした大きな要因である。
白人層がアメリカ社会の中でマイノリティに転落するという危機意識がある。
白人層がアメリカ社会の中でマイノリティに転落するという危機意識がある。
1960年代にはアメリカの人口の85%が白人、10%が黒人、ヒスパニックは3%程度だった。
2000年の国勢調査では70%弱だった白人は、2010年の国勢調査では63.7%に減少したのに対して、ヒスパニック系は12.5%から16.3%に急増している。
2000年の国勢調査では70%弱だった白人は、2010年の国勢調査では63.7%に減少したのに対して、ヒスパニック系は12.5%から16.3%に急増している。
このままだと、今から5年後には20歳以下の半数以上が白人以外となるという。
現在、アメリカには就職や就学で不利な立場に置かれる黒人ら少数派を優遇する「アファーマティブ・アクション」政策がある。
白人より学業成績が悪くても、入学水準に達していなくても、黒人など少数派は合格となる仕組みである。
白人より学業成績が悪くても、入学水準に達していなくても、黒人など少数派は合格となる仕組みである。
今は20歳以下の白人がまだ半分以下だから良いが、そのうちに白人が少数派になれば、黒人とヒスパニックらを優遇するアファーマティブ・アクション政策は逆差別ではないか、と白人から「アンフェアだ」という声が高まっている。
「レイシストだ」「排外主義だ」と言われながら、トランプの支持率が下がらないのは、それがアメリカの白人たちの本音だからである。
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