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2017年10月24日火曜日

トランプ大統領は、就任早々、大統領令を連発している。
就任100日で出した大統領令は32件で、就任後100日の大統領の数としては、オバマが19件、ブッシュ(息子)が11件、クリントンが13件と、第二次世界大戦以降に就任した大統領ではトランプが最多となった。
通常、法律は議会が作る。アメリカの魏かいは二院制で、法律は上院、下院の賛成を得て、大統領の署名により成立する。
議会では多数決で決まるので時間がかかるが、大統領令は決議なしで独断ですぐに出せる。
政権が変わると大統領令は多くなるが、通常はビックリするような大統領令は出さないのでニュースにはならない。
大統領令とは、大統領が独断で出すことができる命令で、法律のような強い権限を持つ。
大統領令は国民に対しての命令ではなく、役人(国家公務員)が守るものであり、行政機関が守るべきものである。
よって、トランプが出した「特定7ヵ国の国民の米国入国を一時禁止する」という大統領令は、入国審査の業務に当たる職員が守らなければならなかった。
また、議会とねじれている場合も、大統領令を多く出すことになる。
オバマ政権も2期目は共和党が議会の多数派になった為、オバマが何をやろうとしても議会が反対して何もできなかった。
そのため大統領令を出すことで対抗することになった。

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