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2017年10月24日火曜日

トランプ大統領は、オバマ全大統領の政権の遺産をことこどくひっくり返そうとしているが、ずっとオバマに復讐心を燃やしていたからである。
トランプは、かつてオバマ大統領がホワイトハウス特派員協会主催の晩餐会で放った辛辣なジョークをずっと根に持っていると言われている。
ホワイトハウスの記者晩餐会は、毎年4月の恒例イベントで、政界、報道関係者の他、ハリウッドの有名人も招待され、毎回、大統領がジョークを披露して会場を沸かせることで有名である。
アメリカでは、気の利いたジョークを口にできるかどうかも、大統領を評価する重要なポイントとなっている。
オバマ前大統領は、2011年のこの晩餐会で気の利いたジョークを言い過ぎた。
トランプは、自分が大統領選挙に出ようかと模索していた時に「オバマはアメリカ生まれではない。ケニア生まれだ。アメリカの大統領のなるには、アメリカ生まれでアメリカの国籍を持っている人でなくてはならない。だからオバマは大統領になる□はない」と言いかがりをつけていた。
これを受けて、オバマは、ハワイの病院で生まれた出生証明書を公開し、トランプが出席していた晩餐会で、「私の出生時の記録ビデオをお見せしましょう」と言って、ディズニー映画『ライオン・キング』の映像を上映した。
アフリカで生まれたライオンのシンバを天高く掲げるシーンが映ると、会場は大爆笑だったという。
その上で「トランプ氏が大統領になったらどうなるか?こちらをご覧ください」と、ホワイトハウスがカジノになっている想像図を出し、笑いものにしたのである。
会場にいたトランプは苦笑いをしていたが、プライドを相当傷つけられ「絶対にオバマの次は俺が大統領をやって、オバマのやったことを全部ひっくり返してやる」と固く決意したと言われている。
ちなみに、トランプ大統領は、毎年恒例のこの晩餐会を2017年は欠席している。
晩餐会は1921年に始まったが、ロナルド・レーガン大統領が暗殺未遂事件で負傷し欠席して(電話でスピーチを行った)以来、トランプが2人目である。

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